らっこちゃんのブログ

切迫早産と診断され自宅安静を指示された妊婦のブログ。自宅安静時に始めたこと、子どもが生まれた1年後夫が原発不明がんになり、2年間の闘病生活を経て天国へいく。

夫を亡くすということ

夫を亡くすという事は、両思いのまま引き裂かれるということ、どちらも望んでいない別れということ。

夫にただ会って話したい気持ちより、ずっと一緒に暮らしたかった願い。

沢山ごめんねと思う。沢山ありがとうと思う。

 

これからは何をしても一般家庭より幸せではないと思う。

子供が「パパに会いたい」というたびにごめんねと心から思う。きっとパパも同じことを思っている。だから夢の中に出てきて沢山遊んであげてほしいと願う。

 

色んなものを遺してくれた夫から離れたくない。将来は自分の骨と夫の骨を重ねて埋葬してほしい。だから再婚はしたくない。

 

子供が夫似だから子供の顔を見て幸せな気持ちになる。神様は私が一人でも生き抜けると思ったのだろうか。周りの人達に精一杯助けてもらう覚悟が出来てきた。

 

天国の仏Tunesで、子供の成長を見守っていて欲しい。

 

エンディングノートを書いて、ゴールまでの長い寄り道をしていこうと思う。

30代前半でその準備に気付かせてもらえたのは大きな経験だと思う。

 

今はもう、ほとんどのことが怖くない。

夫に出会い、夫がいなくなった自分の人生のすべては余談。