ズルい
「がん」って名前の病気はない。「風邪」って名前の病気がないのと同じ。
医者は「わからない」と言いたくないから、治療法がまだ見つかっていない"わからない"病気を「がん(悪性腫瘍)」と呼ぶ。
医者が病気を治せないのなら、せめて患者の残りの寿命や事の深刻さぐらい、家族に過大に知らせてほしい。「余命は告げられない」「まだ大丈夫」だと、急逝したとき家族には後悔が残るしきっと家族は医師も自分も責めてしまうから。
医者は過大に、最悪の結末の可能性を、家族にもっと伝えてほしい それが医者の仕事ではないのか。治せないなら、せめてそれぐらいしてほしい。
専門病棟で当たり前のように医療従事者が毎日見ている患者や症状でも、素人の私たちははじめての事で、コトの深刻さや重大さがイマイチ実感できていない。むしろ、希望を持って生きてしまう。
がんの専門医がするべき重要な仕事の一つは、「家族に短めに余命をちゃんと告げてあげること」
目の前の患者に最適な薬を処方するだけの医者なんて、ただ勉強が出来るだけの本じゃないか。がん専門医なら、残りの人生が短い人を何百人も診てきているのなら、残りの短いかもしれない人生についてもっとアドバイスくれたって良かったじゃないか
若い夫婦が毎回診察に来てんだぞ
主人ががんになって治らなかったことは運が悪かったし神様に持っていかれたんだと思っているが、主人の人生の最期に納得出来なかったのは医者のせいだと思っています。
あれが最期の入院と知っていたら
あれが最期の会話だと知っていたら
退院が間に合わないと知っていたら
もう生きて家に戻れないと知っていたら
あれが最期のLINEだと知っていたら
あれが最期のチャンスだと知っていたら
あと数年も生きれるなんて思っていなかったら
主人にきっともっと優しくできた
きっともっとご両親も呼び寄せた
大人もズルい
大人は、よく知らない、よくわからないことについては「あれは大丈夫なの?」「〇〇してはダメよ」と言ってくる。
その言葉は、それをよく知ってる人だけが言うべきだ。
医者が正しい人生のアドバイスを家族にもしなかったと言うことは、その医者はがん患者についてまだよく知らなかったということなのかな。
訴えはしないけど、命を扱う仕事ってむずかしいな。
終わりよければ全てよし
その反対もまた然り