らっこちゃんのブログ

切迫早産と診断され自宅安静を指示された妊婦のブログ。自宅安静時に始めたこと、子どもが生まれた1年後夫が原発不明がんになり、2年間の闘病生活を経て天国へいく。

さみしい

結婚して3,4年で猛烈に「さみしい」って感情に悩まされる日が来るなんて思ってなかった。

 

がんになった夫はまるで70〜80代のような生活リズムで、元々機嫌が最高潮の時以外は無口なので老人に拍車がかかっている

 

命があるだけマシ そばにいるだけマシ 触れるだけマシ

 

感謝すればキリがない

 

だけど綺麗事や人間味の無い感情だけでは生きていけない

 

正直リビングに何時間も黙っていられると耐えられない

コミュニケーションなくただ養ってるだけなんて家族じゃ無い、家族の運営だ

それで平気な夫が「男はこれが普通だ」と割り切ってるのがムカつく

同じ部屋で家族で寝る時、毎日背中を向けて寝る夫に正直地味に傷つく

好きな人が真横に寝ていて年単位で何も出来ないのはしんど過ぎ(だから毎日ゲームに打ち込む無駄時間)

点滴で体臭がくさい

 

周りの友達は子供が2人目3人目と出来ていく…

 

自分から触れて来ない夫

子供を抱っこできない夫

私が体調不良でも子供を風呂に入れられない夫

毎日点滴に繋がれて呼吸しづらそうな夫

 

それでも生きているのだから、幸せと思おう?

 

がん患者の夫と一緒の空間にいるだけでこちらも倦怠感や何もやる気が出なかったり陰気になって引っ張られてしまう

 

一緒にアクティブな何かをすることができない

 

がん患者の家族も第二患者なのだと痛感中

 

せめて子育てが終わった頃であればマシだったろう

 

絶賛子育て中に、介護って。

 

贅沢だと言えば贅沢

不幸と言えば不幸

 

だからここで愚痴ると正直、出会ってすぐ結婚決めて2〜3年でがん発覚って詐欺みたいだな、って思う。

 

結婚した時点で、いなくなるのも病気になるのも迷惑。

 

健やかなる時も、病めるときも、は案外早くきてもみんな幸せに過ごせるのだろうか。

 

みんなも結構深刻な悩みがあったりしても表面は幸せそうに見えてるのかな。

 

最近は、どんな苦難な環境でも人生を楽しむ才能のない自分に悩んでいるけど、こんな時、他の人ならどんな気持ちで過ごすだろうか。

 

出会って結婚して2,3年で子育て始まった頃にパートナーが居なくなるとか、余命レベルのがんになるとか、そんな人中々いなくて…

 

複雑。

毎日嬉しい事も悲しい事もあるのは、他の人と同じなのかな?

 

"平等なのかな?神様、ちょっと俺のとこ不幸多めじゃない?"

アンガールズ田中のコントのセリフを思い出す(笑)

 

可愛い健やかな子供がいて

老人のような病気な夫がいて

 

みんなも特別で、みんなもそれぞれに大変なのだと言い聞かす。

 

オリジナルな人生を楽しむのって難しい

けど、出来るだけ前を向いて行くしかない。

 

 

楽しい事も楽しく無い事も準備をして、歩いていくだけ。

パートナーには、出来るだけ転がり落ちないように注意しながら。介護って、まるで子供がもう一人できたかのようなんだね。

 

ストレスで心が辛いよ